話題沸騰のレディスケイリンレーシングチーム・すぴRits。注目の第2戦、「競輪女王決定戦・ポカリスエット杯」が9月2日、HOTな太陽に照らされた弥彦競輪場で行われた。
勝者は7番車の小林梓選手。「粘りのある走りをしたい」。弥彦競輪・第4R終了後に行われた特別選手紹介で宣言した通り、最終2コーナーから先頭に立ち、直線でも粘りに粘っての押し切り勝ち。平日にもかかわらず、ゴール前のスタンドを埋めたファンの声援に笑顔で応えた。
第2戦。前回は縦1列に並んでのスタートだったが、今回は違う。すぴRitsのメンバー、9人がずらりと発走機に並ぶ。プロの競輪選手たちと全く同じ。彼女たちの努力、練習ぶりが、スタート方法からもうかがえる。
号砲が鳴り、レース開始。8番・杉本真理子選手が出て、4番・本田美羽選手、6番・宮本あみ選手が続く。中団に7番・小林梓選手―3番・谷口由紀子選手―5番・田中千晶選手で、7番手以降に9番・渡辺まり選手―1番・成田栞選手―2番・松島艶子選手という順番で、周回が続いた。
残り1周。先頭を走っていた杉本選手がスパートしたが、その外を小林選手―谷口選手―田中選手が襲い掛かる。最終2コーナーで小林選手が杉本選手を捕らえ、先頭に立った。
後方の渡辺選手のまくりはひと息で、最後の直線へ。外を踏んだ田中選手、内を踏んだ谷口選手の追い込みをこらえた小林選手。堂々の押し切りで、ポカリスエット杯を制覇。第2代・競輪女王の座についた。
小林梓選手 応援ありがとうございます。無我夢中で走りましたが、スピードに乗って、最後まで走れました。よかったです。
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