すぴRits「競輪女王決定戦」第5戦・SUNTORY FOODS BOSS CUPが9月23日、弥彦競輪場で行われ、直線で抜け出した宮本あみ選手が初優勝。5代目の競輪女王の座に就いた。
天気予報は雨だったが、当然のように「すぴRits」のレース前に雨が止む。雲の切れ間から、太陽の光が注ぐ弥彦競輪場。勤労感謝の日。多くのファンがスタンドを埋めた中、すぴRitsのメンバー9人が、午後2時過ぎ、発走機に並んだ。
まずは8番の杉本真理子選手が飛び出し、7番・小林梓選手、2番・松島艶子選手が続く。
そして、中団に5番・大橋郁美選手、6番・宮本あみ選手、9番・渡辺まり選手。7番手以降に、前回の女王、1番・成田栞選手、4番・本田美羽選手、3番・谷口由紀子選手が位置して、1周目を終了。
ここで前回の女王が動く。後方に位置した成田選手が仕掛け、2周目の2コーナーで先頭へ。本田選手、谷口選手が続いて、杉本選手のラインが中団に車を下げた。
女王・成田がレースのペースを握るかに見えたが、後方7番手からデビュー3戦目の新鋭、大橋選手が残り1周回で仕掛ける。
成田選手を最終ホームで抑えた大橋選手が果敢に逃げて、宮本選手、渡辺選手が続いて最終周回へ。
4番手に引いた女王・成田。最終2コーナーから意地のまくりを見せるが、4コーナーで力尽き、後方、杉本選手も伸びてこない。
こうなれば先行ラインの1着争い。大橋選手の番手から宮本選手が早めの抜け出し。外を踏んだ渡辺選手の追撃をこらえて、1着でゴールを駆け抜けた。
「朝起きたら風邪気味で、どうなることかと思いました。無事に終わってホッとしています」。レース後、新女王となった宮本選手は、笑顔で話してくれた。
次回10月6日は、いよいよ「すぴRits」のラストバトル。ぜひ、弥彦競輪場へご来場ください。
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