すぴRits 「競輪女王決定戦」 最終戦 
弥彦競輪 嬢王GRAND PRIX 2005年10月6日(木)
 


第6戦優勝 渡辺まり選手

「今までいいところまで行けた
のに勝てなかったんで、最後
1着を取れてホッとしました」


抽選会終了後、仲間に祝福
を受ける渡辺選手(左)

 ついにファイナル。さわやかな旋風を巻き起こしたレディスケイリン・レーシングチーム「すぴRits」。最終戦「弥彦競輪・嬢王GRAND PRIX」が10月6日、弥彦競輪場で行われ、渡辺まり選手が抜け出して優勝した。

 10月6日、弥彦競輪場。雲ひとつない青空。太陽の神様は、彼女たちにとって最高の舞台を見事に整えた。

 弥彦競輪4R終了後の特別選手紹介。プロの競輪と同様に自由走行(通称「顔見せ」)を行ったあと、メンバーそれぞれが意気込みを話す。

 一人ひとりのコメントが長い。初めの頃は「ひとことコメント」が多かったが、今日は違った。それぞれの熱い「想い」を、スタンドのファンにアピール。最終戦。彼女たちそれぞれが、「想い」を持って走る。

 弥彦競輪の7Rが終了。いよいよファイナルバトルがスタートした。第5回の女王、宮本あみ選手に本田美羽選手(3代女王)、今日がデビュー戦の白倉昌子選手が続き、レースを引っ張る。

 淡々とレースが流れたが、残り1周前から谷口由紀子―渡辺まり―田中千昌選手の「無冠」ラインが一気にスパート。最終主導権を奪う。

 宮本選手は残念ながら後退し、成田栞―小林梓―杉本真理子選手の歴代女王ラインが、離れた4番手以降を追走する。

 「無冠」ラインのペースで進み、最終3コーナー。番手の渡辺選手が発進。粘る谷口選手、4番手から強襲してきた成田選手を抑えて快勝。最後の女王に輝いた。

 レース後、スタンドを埋めたファンから大きな声援が、すぴRitsのメンバーにかけられる。

 秋風が心地よく吹いた弥彦競輪場。彼女たちのファイナルレースが終了した。

 

 


ゴール直前の攻防

「競輪女王決定戦 第6戦」

1着 渡辺 まり
2着 成田  栞
3着 谷口由紀子


おじぎをする渡辺選手

 
       
特別選手紹介 成田栞、小林梓、杉本真理子選手のライン   特別選手紹介 谷口由紀子、渡辺まり、田中千晶選手のライン   特別選手紹介 宮本あみ、本田美羽、白倉晶子選手のライン   弥彦競輪場スタンド。熱心なファンが、すぴRitsのレースを待つ。  
       
       

周回を重ねる渡辺、田中、成田選手

  最終ホームでスパートした谷口選手(左)。   レース終了後。すぴRitsカレンダーの即売会が開かれる。   女神たちを戦いを見守った、弥彦競輪場ゴール前。  
 
すぴRits 弥彦全6戦を走り終えて
初めての体験で、楽しかったです。自転車に乗るのがつらい時もありましたが、今は楽しさが勝っています。お客様の声援がありがたかったです。 私は2か月遅れのスタートだったので、今日、初めて走ってすごく緊張しました。でも、楽しく走れました。 いい思い出になります。競輪のことは全然知りませんでしたが、自転車に乗って楽しさがわかりました。1着が一回も取れなかったので悔しいです。
成田 栞
 
白倉晶子
  谷口由紀子  
 
初めは、「いい運動」くらいの気持ちで参加しましたが、いろんな意味で、すぴRitsが大きくなって。参加してよかったと思います。

1着が取れなくて残念です。自転車に乗るのは初め怖かったけど、今は楽しいです。いろいろ応援していただき、感謝しています。

レースは大変でしたが、6戦を走り終えた達成感があります。心地いい感じです。今日で終わりというのは寂しいですね。
本田美羽
 
田中千晶
  宮本あみ  
 

小林 梓
(レース後、涙)泣く予定はなかったんですが、レースが終わったらやり切ったという気持ちがどっと出ました。6月の頃は「自転車に乗れるの?」って感じだったんで、ここまでやれてうれしいです。
杉本真理子

今日はいままでの練習のこととかを考えながら、これで終わりなんだなあと思って走りました。みんな無事に完走できてよかったと思います。


渡辺まり
運動はあまり得意ではないので、不安もありましたが、みんなについていけたのでよかった。今日は1着を取れてホッとしています。
 
     
 
いい体験ができて、楽しかったです。実力不足で、3レースしか走れなかったのは残念でした。私に投票してくださった皆様、勝てなくてこめんなさい。

レースが終わったあと、すごく感動しました。どうもありがとうございます。

   
松嶋艶子
 
大橋郁美