11月 1, 2002 | コラム 一覧
-新潟県 名選手列伝⑯- 高橋 敏さん 2 年間のサラリーマン生活を経て、1969年に26期生としてデビューした高橋敏さん (54)。京王閣競輪場のそばにあった競輪学校が伊豆の修善寺に移った第1回目の卒業生。1997年11月に引退まで28年超の選手生活。「落車は多かっ たけど、ケガは1994年の鎖骨骨折だけ。無事これ名馬かな」。 吉田商 業の3年。当時は実用車という、レーサーではない普通の自転車の競技があった。バンク10 周、バックとホ ームで2回ずつの先頭通過義務を果たし、最後の着順で勝敗を競う。岐阜国体で6位。...
10月 1, 2002 | コラム 一覧
-新潟県 名選手列伝⑮- 池田 哲男さん 昨年11月に引退した40期の池田哲男さん(47)。燕工業を卒業して、研修期間なが ら半年を社会人として過ごし、1977年の11月にデビューする。25年走って、1856レースに出走。101勝。肩がいかった独特のフォームで勝負しに いく姿勢を記憶しているファンも多いはず。 デビューの前橋で3着、4着、5着。 新人がそのレースに3人いれば3着。5人いれば5着。力はそのくらいだったが、初日から競り合っていた。新人は先行と決まっているこの世界では異色の存 在。スピードがない自分がのし上がっていく...
9月 1, 2002 | コラム 一覧
-新潟県 名選手列伝⑭- 古沢 敏朗さん 1997 年11月で25年間 の選手生活にピリオドを打つ。現在は競輪場の相談員として従事している古沢敏朗さん(52)。A級優勝こそ笠巻清貴さんの先行を追い込んで、売り出し中 だった菅田順和を破った1回だけだが、「決勝にはこれでもけっこう乗っていたんだよ」と笑う。「今は売り上げの方が気になるね」と、このときは真剣な表情 になった。 吉田商業出身。現役時代はもちろん、今回、お話を聞くまで自転車部だとばかり思っていた。「帰宅部。運動神経はよかったと思うけど。部活動は相撲部に 助っ人でいたく...
8月 1, 2002 | コラム 一覧
-新潟県 名選手列伝⑬- 本間 英樹さん 2000 年の3月に引 退。今は岩室村で飲食店「ピットイン英」を経営し自ら調理場に立つ。デビューは1978年5月。1630戦して114勝。「同期の原田(則夫)が後輩の練 習を見る。俺が人間関係のことをみる。知らないうちに、そういう役割をやっていたなあ、と二人で話すことがあるんです」。 10年くらい前か、バンクでもがき終わった先輩の自転車を取りに出た若手。先輩が 「いいよ」というと、若手は 下がった。本間さんは「それ...
7月 1, 2002 | コラム 一覧
-新潟県 名選手列伝⑫- 笠巻 清貴さん 今年3月に引退したばかりの笠巻清貴さん(50)。新潟選手 会の前支部長としても活躍された。1972年の4月に29回生としてデビュー。選手生活はちょうど30年。特別競輪出場は2回。通算270勝。とりわけ有 名なのは72年10月に廃止となった後楽園競輪の最後の優勝者となったこと。 笠巻さんは父親が切り抜いてくれた30年前の新聞を見せてくれた。10月5日...
6月 1, 2002 | コラム 一覧
-新潟県 名選手列伝⑪- 山野井 哲さん 今でこそ県の高校の自転車部は吉田商業と燕工業が競っているが、1970年代は三条商業(前身は 三条実業)も強豪だった。プロへも丸山清人、渋川久雄らを輩出した。その渋川さんの2年後輩にあたるのが山野井哲さん(やまのい さとし=48)。73年 3月にデビューし、95年11月に引退。現役生活は22年。 「今、家の中のものを整理していて、こんな古い雑誌なんかもあったんですよ」と、山野井さんが見せてく...