出場予定選手一覧(KEIRIN.JP) 場外発売所一覧(KEIRIN.JP)

選手入れ替え情報(7月26日現在)
黒川茂高→池野健太
中井俊亮→稲毛健太
渡邉雄太→松谷秀幸
取鳥雄吾→山本紳一
鈴木 誠→大関祐也
中西 大→岡村 潤
坂口晃輔→竹内智彦

北日本地区
 

 

 

菅田壱道 大槻寛徳 飯野祐太    

菅田壱道(宮城)が勢いづいてきた。6月の函館記念では、三谷竜生、村上義弘の強力近畿ラインを豪快にまくって、準決1着。決勝は新山響平の番手回りから3着と、動きのよさが目立った。直前の松戸サマーナイトフェスティバルでも決勝に進出。弥彦は4年ぶりの出走になる。

大槻寛徳(宮城)は体調がカギになる。5月のいわき平での落車で体調を崩してしまい、続く青森の全プロ記念では動きに鋭さを欠いた。ビッグレースが続く中で、どう修正していくか。

長い距離を踏む仕掛けが減った飯野祐太(福島)。競走得点は107点台をずっとキープしており、切れ味あるまくりは、まだまだ錆ついていない。弥彦は17戦2勝、2着1回と苦手にしているが、スピードバンク化する夏の時期は、持ち味を出せるだろう。

母方の実家が新潟県にある関係で、毎年のように弥彦へ呼ばれるのは坂本貴史
(青森)。昨年の弥彦記念にも出走して、準決まで勝ち上がった。やや精彩を欠く動きだが、思い入れのあるバンクで奮起したい。

阿部力也(宮城)は、昨年の弥彦記念で、アッと驚く決勝進出(6着)。気分よく参戦できるはず。マークは堅実な佐藤康紀(青森)は、弥彦で優勝実績がある。

関東地区

 

 

平原康多 諸橋 愛 吉澤純平    

鬼門バンクの克服へ、平原康多(埼玉)が気持ちの入った競走を披露する。立川記念の優勝からスタートした今年。決勝を外したのはアクシデントがあった名古屋記念と、GⅠの平塚ダービー、高松宮記念杯のみ。競輪界一の安定感を誇るオールラウンダーが、今度こその気持ちで弥彦バンクを走る。2008年4月、ふるさとダービー弥彦以来の決勝進出が、まずは期待される。

GⅠ以上の気合で、昨年の弥彦記念を戦った諸橋愛(新潟)。優勝という最高の結果を残し、のちの共同通信社杯(GⅡ)制覇、KEIRIN GP出走へとつなげた。今年はS級S班として走る地元記念。今年前半の「風」を変える意味でも、昨年同様の結果が欲しい。平原、吉澤純平(茨城)と援軍もそろっており、連覇へ向けて視界は良好だ。

吉澤純平は仕掛けに凄みが増してきた。2月の全日本選抜(四日市)で、GⅠの決勝を初体験(決勝8着)。さらなる高みを目指せる存在になった。平原、諸橋からの信頼も厚く、別線を封じる仕掛けを披露する。

昨年暮れのヤングGPを制した鈴木竜士(茨城)。やや伸び悩んでいるが、まだ24歳。伸びシロは十分。弥彦記念は初出走で、爪あとを残してほしいところ。

地元の選手会新潟支部からは志村太賀(山梨)、鈴木庸之(新潟)、城幸弘(山梨)も参戦。志村は着実に成績を残し、競走得点が107点台まで上昇。鈴木は4月の函館記念で、通算200勝を逃げ切りで達成した。

一発の魅力がある阿部大樹(埼玉)にも警戒する。

南関東地区

     
和田真久留 渡邉晴智      

S級上位のスピードを武器に、和田真久留(神奈川)が強敵に対する。2月の静岡、5月の武雄と、記念で決勝に進出。地元の平塚ダービーは満足がいく結果を残せなかったが、最終日に渡邉晴智(静岡)とワンツーを決めて意地を見せた。

渡邉晴智は好目標に恵まれそうだ。和田に加えて、同県の梁田一輝など、南関地区トップ級の自力型と連係できるのは有利だ。一昨年の弥彦記念で決勝に進出しており、バンクとの相性もいい。

松谷秀幸(神奈川)、岡村潤(静岡)が追加で参戦する。ともにS級上位戦での実績は十分で、優勝争いに絡んでくる可能性がある。

和田、松谷以外にも、梁田一輝(静岡)、佐々木龍(神奈川)と、有望な若手先行選手が登場。充実の布陣となった。

中部、近畿地区
 

 

永井清史

椎木尾拓哉 南 修二 高久保雄介

中部地区の自力型では永井清史(岐阜)と、高橋和也(愛知)に注目。特に永井は今年に入って完全復調。FⅠを3回、優勝している。世界と互角に戦った脚を弥彦でも披露か。

山口富生(岐阜)も強い。4月の大垣FⅠで完全Vを決めて以降、好調をキープしている。

近畿地区には有力な追い込み選手がそろった。椎木尾拓哉(和歌山)は昨年の弥彦記念で決勝2着。今年は別府、和歌山のFⅠを制している。

やや下降気味だった南修二(大阪)だが、6月の函館記念で決勝に進出。7月か新しいら新しい期になり、心機一転の走りができるはず。

三谷政史(奈良)は1着こそ少ないが、堅実なマークで上位に進出している。

追加出走で稲毛健太(和歌山)が参戦する。福井記念からの連戦になるが、状態面がかなり戻ってきた印象。力がある追い込み型の援護を受けて、一気にスパートする。

稲毛のほかにも、自力型で山本紳一(京都)、高久保雄介(京都)と駒がそろった。積極性では誰にも負けない選手達で、果敢に主導権を取る。

中国、四国地区

     
岩津裕介 松浦悠士      

取鳥雄吾の欠場で、自力型が手薄になったが、実力者はそろっている。

中国地区の軸は岩津裕介(岡山)だ。弥彦は得意バンクで、一昨年の記念では2勝を挙げた。S級1班で戦っている今年も高いレベルを維持しており、直線強襲に警戒したい。

松浦悠士(広島)も弥彦で実績を残す。2015年9月のFⅠで決勝3着、一昨年の記念では決勝8着と、持ち味の自在性を生かして結果を出している。松戸サマーナイトでは決勝3着。強気な位置取りとシャープなまくりで大暴れを狙う。

今年、急激に競走得点を上げた大瀬戸潤一郎(広島)にも警戒したい。

四国地区は手薄な陣容だが、島川将貴(徳島)に注目か。5月末の岐阜FⅠで決勝2着。ダッシュ力が課題だが、逃げてしまえば粘り強い。弥彦は2回目の出走になる。

湊聖二(徳島)は堅実な差し脚が持ち味。中四国の連係で好位を回れれば怖い。

九州地区

   
井上昌己 山田庸平 新井秀明    

井上昌己(長崎)が九州勢の軸になる。2013、14年の寬仁親王牌で決勝に進出するなど、弥彦は得意バンクだったが、直近の2場所は途中欠場。いいイメージを取り戻す意味でも、今回回は結果を残したい。4月の西武園記念で決勝2着など、脚力は健在だ。

松川高大(熊本)は3月の小倉FⅠを制して、4月の武雄記念ではブン駆けで、山田英明(佐賀)の地元優勝に貢献した。多彩な戦法で九州ラインを先導する。

山田庸平(佐賀)が復調してきた。6月の武雄F1を優勝して、続く宇都宮記念では決勝2着。兄の英明と同様に、柔軟な組み立てが持ち味だ。

追い込み勢の軸になるのは新井秀明(熊本)。5月の前橋FⅠを優勝。タテ脚の切れが増しており、弥彦なら上位進出が狙える。

7月からS級で戦う林大吾(福岡)。先行力がどこまで通用するか見てみたい。