田中麻衣美さん
―ガールズケイリンに参加しましたね。

「初めは合宿だけという予定だったのですが、トントンと話が進んで。競技で世界を目指していたり、大学で練習を積んでいるみなさんと走るのは無理だとわかっていたのですが、やってやれ!と思いました」

―合宿の成果は?

「強いみなさんと練習をさせてもらいました。プロ意識が強くて、刺激になりました。初めは練習がキツすぎて、吐いたり、熱が出たりで、ご飯も食べられないほどでした。でも、参加するにつれて、昔、陸上競技をやっていた頃の体育会系の体に変化してきました。何とか練習をこなせるようになっていきましたし、ご飯も美味しく食べられるようになりました(笑)」

―タイムも縮んだ?

「はい。まだ全然遅いんですけど、2回の合宿の計測で、500mが6秒、1000mが10秒弱、速くなりました。練習の成果がタイムに現れました」

―自転車に興味を持ったのは?

「昨年まで活動させてもらったすぴRitsで、佐渡ロングライドに参加したのがキッカケでしょうか。カニが食べられるよと、誘われました。リタイヤしてもいいからと言われたのですが、負けず嫌いの性格もあって、走り切ろうと。一緒に走ったウッチー(内田レナさん)、美喜ちゃん(野沢美喜さん)と励まし合いながら、予定の100キロを完走できました。秋には弥彦山ヒルクライムにも参加。すぴRitsとして、いろいろ自転車に関わっていく中で、どんどんと好きになっていきました」

―すぴRits時代の畑中まいみから、田中麻衣美として、弥彦競輪とも関わっていきますね。

「『は』が取れます(笑)。田中が本名なんです。今年から始まったサイクルチーム、CLUB SPIRITSのエキスパートクラスの一員として弥彦競輪場で練習を重ねていきます。選手、自転車競技会の方のお力を借りて、実力アップを目指します。あと、弥彦競輪の本場開催時には、いろいろお手伝いする予定です」

―最後にメッセージを。

「ガールズケイリンに参加した時には、すぴRits時代から応援していただいた皆様から大きな声援をいただきました。ありがとうございます。強い走りを身につけて、自己ベストを更新していきたいです」

(取材日 3月3日)