西巻秀太 ニシマキ シュウタ
1984年8月25日生まれ、
26歳、A型。今年の1月にデ
ビューした97期生。「僕のこと
は無警戒だった」と謙遜する
が、7月の高知で初V。柏崎市
出身。171センチ、75キロ。 |
―今年の1月にデビューして、9カ月です。
やっと最近、まともに走れるようになった。初めは脚自体が足りませんでしたし、レースの流れもわからなかった。
―走れると思ったのは?
デビュー4場所目の平塚でしょうか。それまでは緊張で周回中から脚が重かったのですが、平塚では勝負どころまで軽かった。ようやく実戦で力を出せると思いました。
―初勝利は4月の千葉。
その前に、たまたま決勝には乗れていたのですが、なかなか勝てなかった。初の1勝は、やはりうれしかったです。
―そして、5月には地元弥彦に登場しました。
地元の初戦は緊張で何もできなかった。番手の先輩からレースについてアドバイスをもらっていたのですが、それを生かせず9着。レース後には新人紹介で、バンク内インタビューがありましたが、結果が結果でしたからキツかったですね。
―それがあったから、8月の弥彦2戦目は気合が入りましたか?
決勝には何が何でも乗りたいとは思っていました。とにかく力を出し切ろうと。決勝は4着でしたが、前を回ってくれた志村龍己君が優勝ですから、よかったと思う。
―今回のクリエイト、テーマが「突き通す」。西巻選手は選手になるという夢を突き通しましたね。
競輪学校の受験、9回目でようやく合格できました。選手を目指していた時期はつらかったという思いしかないですけど、家族、愛好会の皆さんが本当によくしてくれた。感謝の気持ちでいっぱいです。
―受験をあきらめようと思ったことは?
それは一度もなかったですね。子供のころからの夢でしたから。自転車部がある吉田商高に入学したのも、選手になるためでした。少し前まであった学校受験の年齢制限がなくなったことも味方してくれました。
―先に選手になった弟さん(裕也)の存在は?
頑張って練習しているなあと見ていました。先に選手になったことは、もちろん刺激になりました。
―最近は決勝の常連になっています。
7月の高知で優勝できて、多少は自信がついてきた。でも、先行だと話にならないくらい弱いですし、まだ課題ばかりです。常に連に絡んで、ファンの皆様に貢献できるように、今後も頑張っていきたいと思います。取材日 9月6日
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