諸橋 愛 モロハシ メグム
1977年7月21日生まれの
33歳、O型。昨年の高松宮
記念杯・決勝6着、S級在籍
連続10年を評価され、平成
22年新潟支部優秀選手に。
弥彦では91戦26勝、2着9
回。172cm、75kg。

―直前のがんばろう日本GⅢ in西武園(4月23~26日)の感触は?
最近になく、内容のない開催になってしまいました。オーバーワーク気味で入ったのも原因だと思いますが、全然ダメでした。
ただ、「モンスター」になった長塚智広選手と2回も連係できたのは収穫でした。彼の走り方のクセみたいなものを体感できたのは大きい。また、いくつか課題も見つかりましたので、今後につなげていきたいですね。

―ギアを3・85に上げたようですね。
3月の名古屋ダービーから上げました。上げた瞬間、このギアをモノにしたら優勝できると思いました。
以前は3・71か79のギアを使っていました。軽く踏めるので、ヨコの動きとかダッシュ型を追走するのは楽なんですが、最後の直線で伸びない。で、85にしてみると、直線での伸びが全く違ったんですよね。チャンスはあったのに、3年半近く優勝できなかったわけですから、この感覚は大切にしたいと思います。

―ギアを上げるにあたっての課題は?
当然のことですが、以前の3・71とか79と比較すると、85のギアは重く感じます。なので、そのギアを踏み切れるだけの体づくりが重要になってきます。ダッシュ型の自力選手にマークする時とか、ヨコのさばきとか、以前とは違う脚力が必要です。自分なりにプランを考えて、今はいろいろトレーニングをやっています。

―地元弥彦での大一番、寬仁親王牌(6月30~7月3日)が近づいてきましたからね。
来年度の開催も決まりましたが、先はどうなるかわかりませんからね。今年の寬仁親王牌にすべてをかけています。せっかくの地元バンクでのGⅠですから、結果を出したい。課題は多いですけど、開催まではあと2カ月。自分が考えているプラン通りにいけたら、いい戦いができるのではないかと思います。

―地元、弥彦のファンの皆様も期待しています。
昨年の弥彦記念で山崎芳仁選手の番手回りから1勝したのですが、その時は本当にファンの方からの声援が僕を後押ししてくれた。寬仁親王牌でも声援の後押しをよろしくお願いします。
(取材日、2011年5月1日)