出場予定選手一覧(KEIRIN.JP) 場外発売所一覧(KEIRIN.JP) | ||||||||||
選手入れ替え(7月10日現在) 欠場 飯野祐太(福島)、山田敦也(北海道)、林雄一(神奈川) 追加 永井清史(岐阜)、濱田浩司(愛媛)、西谷岳文(京都) |
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シリーズを占う一戦。内容でファンを感動させつつ勝つ。村上義弘(京都)はこの走りができる数少ない選手だ。強豪プラス自分の肉体との闘いに勝って、3月の立川ダービーを制覇と、日々進化を遂げている。過去2回、弥彦での寬仁親王牌では未勝利だが、2002年のふるダビ制覇など思い出がある地での大一番。魂の走りを見せる。
長塚智広(茨城)は4月の共同通信社杯を制覇。逃げた村上義弘の番手をあっさり取り切っての勝利で、変幻自在な動きは健在だ。昨年大会はトモヒロ連係から強襲して決勝2着(左記事参照)。ビッグレースに体調を合わせてくるタイプで、今回も怖い存在になる。 直線での切れ味では輪界随一と言っていい成田和也(福島)。川崎、函館記念を制覇し、直前のG1、高松宮記念杯も優勝した。今年も安定感は抜群だ。直線が長い弥彦なら、コース取りさえ失敗しなければ確実に伸びてくる。 武田豊樹(茨城)にとって弥彦は鬼門と言っていいバンク。20戦5勝、2着3回で着外は11回と、連対率が5割を切っており、過去2大会ともに準決勝で敗退している。村上と同様に魅せる走りをしながら勝つのが武田の身上。今回こそはだ。 浅井康太(三重)は2年前の覇者。今年初めは精彩を欠いたが、ダービー後から完全に復活した。5月末の宇都宮記念の決勝は、9番手から上がり13秒4のまくりで2着以下をぶっち切った。 深谷知広(愛知)はこのところ別線のマークに苦しんでいるが、脚力だけなら一番。全日本選抜、ダービーとGⅠ決勝2着が続いているだけに、3度目の正直となるか。 九州勢は全プロ大会の好成績により出走する。中川誠一郎(熊本)はスプリント1位。昨年のロンドン五輪出場が転機となり、本業の競輪でも実力を出せるようになった。 園田匠(福岡)はケイリンで1位。絶好のチャンスを生かしての理事長杯出走と、「持っている」感じがする。 新田祐大(福島)は全プロ大会1キロTTの覇者だ。本業でも5月の別府記念Vから、完全に勢いに乗っている。脚力は世界レベルで、「会津魂」をプラスした走りで旋風を巻き起こす。 |
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北日本 連覇を狙う佐藤友和(岩手)は特別選抜予選からのスタートになる。武雄記念での落車が響いているのか、5月の別府記念、函館記念と決勝を外したが、ビッグレースに向けて調子を合わせてくるはず。まくり追い込みが決まりやすい弥彦は脚質に合っている。 山崎芳仁(福島)は弥彦のバンクレコードホルダー。今年も3月のいわき平記念のV、立川ダービー決勝3着で、確実に賞金を上乗せしてきた。近年は夏場にやや失速するが、豪快な走りはやはり魅力だ。 伏見俊昭(福島)はそろそろ存在感を示したい。5月の広島FⅠを制して、続く全プロ記念でもSPR賞へ勝ち上がった(7着)。確実に状態は上向いており、完全復活をアピールできるか正念場の一戦になる。 坂本貴史(青森)は全プロ大会1キロTT2位での出走になる。ゆかりのある地で結果を出したい。 予選スタート組では渡邉一成(福島)に注目。世界に通用する脚力はご存知の通り。昨年は五輪出場のため不参加だった大会。弥彦の地で快速ぶりを披露してもらいたい。 佐藤慎太郎(福島)は1着が減って、2着が急増している現状だが、かえって車券的には狙いやすい。 鈴木謙太郎(福島)は体調面がカギだが、ここへ来て急上昇。G1の舞台に調子を合わせてきた。 |
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関東 充実の布陣になった関東地区。S級S班の岡田征陽(東京)が安定してきた。1着こそ少ないが、自力が出るなど、脚は戻ってきた。函館記念での落車が影響なければ上位争いだ。 さすがの走りを続けているのは神山雄一郎(栃木)。宇都宮記念は決勝2着に惜敗したが、「地元」という走りを披露した。45歳になっても衰えは感じない。 2月の全日本選抜を制した平原康多(埼玉)にとって弥彦は少年時代を過ごした特別な地。気合がカラ回りしてしまうことも多く、平常心で戦えるかがポイントになる。 神山拓弥(栃木)は超一流の域に近づいてきた。宇都宮記念の決勝では武田豊樹と別線勝負を選択。賛否両論があるにせよ、ターニングポイントにはなるはず。自分の脚で流れを引き寄せたいところ。 雨谷一樹(栃木)は全プロ大会スプリント3位からの出走。まずは積極策でアピールしたい。 予選組ではマーク巧者の飯嶋則之(栃木)が筆頭格。番手の仕事はきっちりやる職人で、昨年大会でも2勝を挙げた。くせ者の木暮安由(群馬)、芦澤大輔(茨城)はケガが完治なら怖い。 地元地区からは小橋正義(新潟)、諸橋愛(新潟)、志村太賀(山梨)、上原龍(長野)の4選手が出走する。 |
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南関東 南関勢はすべて予選からのスタートになる。勢いがすごいのが根田空史(千葉)だ。1着か大敗かのわかりやすい成績で、6月9日現在で今年は43戦19勝。4月の別府、青森のFⅠを3連勝で優勝している。まだま挑戦者的な立場で戦える存在。いつも通りに、トップクラスを相手にパワフルな先行勝負を見せてくれるはずだ。 海老根恵太(千葉)は全プロ記念では9着が続き、続く小倉FⅠでは失格。まずまず相性がいい弥彦バンクで、何とか悪い流れを断ち切りたい。近況は位置取りにこだわる組み立てが目立ち、以前の淡白さはみられない。 穴候補は2005年にふるダビ弥彦を制した石毛克幸(千葉)。郡司浩平と和田真久留の神奈川勢は全プロ大会で出走権を獲得した |
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中部 山口富生(岐阜)は昨年に続いて特別選抜予選からの出走になる。弥彦は記念Vなど得意にしているバンクだ。マーク巧者ぶりをアピールして、上位を狙う。 松岡篤哉、竹内雄作、森川大輔は全プロ大会チームスプスプリントを制した岐阜チーム。この3人の中では竹内に勢いを感じる。積極策で上位陣を苦しめており、アピールだけに終わった昨年大会とは違うはず。松岡は仕掛けに迷いが見られる点が気掛かりだ。 山田裕仁(岐阜)は中部の司令塔としてまだまだ健在だ。経験が浅い若手をうまくアシストして、自身も前に踏んでいく。 寬仁親王牌の出走は3年ぶりの小嶋敬二(石川)。全盛期は過ぎたとはいえ、迫力ある仕掛けでファンを沸かし続けている。 金子貴志(愛知)は6月の函館記念決勝で打鐘から逃げて3着。別線の隙を逃さずに駆けている。 |
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近畿 村上義弘超えを目指す自力型がそろった近畿地区。その恩恵を受けるのは村上博幸(京都)。今年は落車でリズムに乗れないが、5月から復調してきた印象。昨年大会(決勝3着)以上の結果を目指す。 南修二(大阪)はトップクラスの追い込み型に成長した。近畿での地位は確固たるもので、好位回りは約束されている。 4月の武雄記念を勝った藤木裕(京都)も強い。2月の全日本選抜の決勝は落車に終わったが、もう近畿を引っ張るだけの存在ではない。稲毛健太(和歌)は全プロ大会1キロTTで3位。ド先行ぶりを見せつける。 予選スタート組にも強豪が揃った。人気面でも注目の脇本雄太(福井)は昨年大会で決勝7着。GⅠ、GⅡで失敗が続く今年だが、そろそろ大暴れしても不思議ではない。 稲垣裕之(京都)は昨年のリベンジに燃える。決勝での京都連係が失敗と、弥彦には忘れ物がある。全プロ記念で連勝、宇都宮記念でも動きが目立った。状態面は不安なしか。 5月の大垣FⅠで優勝したあと、川村晃司(京都)は乱調気味で、6月の静岡では落車してしまった。万全な体調で臨めるかどうか。 この春にブレークした水谷好宏(滋賀)は、一気に踏み込む仕掛けが持ち味だ。 |
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中国、四国、九州 中国勢は岡山勢がズラリと参戦だ。軸の三宅達也は調子落ちか。4月の共同通信社杯は決勝5着に踏ん張ったが、その後はFⅠでも勝ち切れていない。 勢いがあるのは岩津裕介で、函館記念で決勝2着。弥彦バンクは大得意だ。河端朋之は全プロ大会スプリント3位での出走。 四国地区では弥彦初出走になる原田研太朗(徳島)に期待がかかる。今年はFⅠ優勝が2回と、四国待望の自力選手。小倉竜二(徳島)はしぶとさが健在だ。 九州勢は実力者が多い。一次予選の主役となりそうだ。追い込み型の軸は大塚健一郎(大分)。失格が多いのは残念だが、一戦、一戦を勝負している結果だ。コースさえあけば、突き抜けてくる怖さがある。 弥彦バンクを得意にしている井上昌己(長崎)が面白い存在になる。昨年大会では3回の2着と車券に貢献しているし、4月のFⅠでも初日、2日目と次元の違う走りを見せた。わずかな差が結果に出る世界。気分よく走れることは大きい。 復調気配なのは松岡貴久(熊本)。逃げた武田豊樹をまくり切った宇都宮記念決勝の3着は印象深い。弥彦での過去2回の大会は不本意な結果に終わっているだけに、気持ち面でも今回は違うだろう。 合志正臣(熊本)は久しぶりの弥彦出走になる。差し脚は安定しており、目標さえしっかりしていれば結果を出せる。 菅原晃(大分)、荒井崇博(佐賀)は弥彦と好相性。 |
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