藤原亜衣里 ふじわらあいり 1980年12月2日生まれ、0型
父は実(元選手)、兄は憲征(85期)と競輪一家で育つ。旅行が
趣味。「賞金でハワイに行きた
い」。卒業記念レース7313
―5月3日に弥彦競輪場で新人紹介がありました。
デモンストレーションレースでは1着が取りたかった。加瀬(加奈子)を抜けなかったのは自分の力不足ですね。今後の実戦では何とか加瀬の勝ちを阻止したい。きっと、できると思う。

―スタンドから大きな声援を受けました。
家族、近所の方、友達と多くの方が応援に来てくれました。有難いです。昨年の寬仁親王牌の時のイベントレースで1着が取れたのは、スタンドからの声援のお陰です。声援を力に変えることができると実感しました。

新潟県所属の女子選手は4人ですが、出身が弥彦なのは私だけ。弥彦競輪場では誰にも負けたくないです。

―小さいころから競輪に親しんできました。
家が競輪場の近所だし、父が選手だったせいで、小さいころは競輪選手という職業しか知らなかった。成長して憧れの職業にもなりましたが、自転車競技をやっていた高校、大学時代には女子競輪選手への道はなかったですからね。

でも、今は憧れの選手としてのデビューが迫っています。目標や自分の生活がありますし、強くなればお金がたくさん入ってくる。充実した気持ちで練習に励んでいます。

―話を変えます。競輪学校時代に1期生が順番でブログを書いていましたが、藤原選手は面白い内容のブログを書きますね。
性格が適当なんで、真面目なことを書いてもなあと。考えて、同級生をいじったりするのが好きなんですね。レースでもそんな面を生かせればなあと思います(笑)。

―レースで生かす?
競輪学校と7月以降の実戦ではレースの質が変わってくると思うので、頭を使って戦っていきたい。作戦や戦法を考えるのが好きなんです。自分の戦法としては「先行以外」。レースの流れの中で最善の走りを判断できればと思います。

―7月デビューです。
兄の憲征からは「一応は女の子なんだからケガをしないように。稼いだら奢ってね」と言われています(笑)。12月で32歳になりますが、これまでの31年間は親のスネをかじりっ放しだった。親孝行しないとバチが当たります。選手になってから最初の賞金は全額、親に渡して親孝行がしたいです。

取材日 5月5日

 

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