このたびの新潟県中越沖地震により、被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

　 天候が心配されたが、前日21日の夕方から急激に回復。曇り空ながら、すがすがしい天気の中、すぴＲｉｔｓ弥彦・第５戦＆第２回スペシャルエキシビションレースが、弥彦競輪場で行われた。

　 誘導員の及川かれんさんを追って宮本あみ、杉本真理子さんが続き、中団に内田レナ、白倉晶子、青瀬千里さんのライン、そして６番手から大橋郁美、田中千晶、成田栞、本田美羽さんのラインで、態勢が整う。

　レースが動いたのは残り２周から。大橋さんのラインが外をじわじわと上昇。残り１周半を告げる打鐘が鳴り響く中、前にいた宮本さんを押さえて先行態勢を取った。

　 大橋さんがペースを上げていく最終２角。３番手の好位置から成田さんがスパート。マークした本田さんを引き連れて、後続を引き離す一気のまくりを放ち、勝負は両者のマッチレースに。

　 直線。懸命に踏む成田さん、外を迫る本田さん。両者がほぼ一線で並んだ形でゴール。きわどい、きわどい１着争いは、なんと写真判定での決着に持ち込まれる。

　 関係者が慌てる中、判定の結果は、「４番・本田美羽さん」。

　 「微差」という、本当にわずかの差で、本田さんが久しぶりの１着となった。

　 ちなみに、本田さんの上がりタイム15秒８は、すぴＲｉｔｓ新記録。

　本田美羽　「栞ちゃんが本当に強くて、ついていくので精いっぱいでしたが、最後の力を振り絞って１着になれました。久しぶりの１着でうれしいです」