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しばらく練習を見ない間に、彼女たちはアスリートになっちゃった。久しぶりに練習をじっくり見させてもらったけど、本当にハード。びっくりした。
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時折、弥彦競輪場の2コーナーから強風が吹く中、すぴRitsの強化訓練が29日、弥彦競輪場で行われた。
今回は自転車競技会の職員さんに加えて、新潟県選手会の協力を得ての特別訓練。オリンピックイヤーの来年を意識してか、はたまた、今後の新展開を考えてなのか、自転車競技「チームスプリント」をイメージした練習が主に行われた。
(チームスプリント競技の詳細については、こちらを参考にしてください)。
新潟県選手会の西巻裕也、鈴木庸之、原田泰志選手によるチームスプリントのデモンストレーションが行われたあと、練習スタート。ウオーミングアップで軽〜くバンクを15周ほど。軽〜くといっても、電動自転車の誘導のもと、1周37秒から38秒くらいのペースで、周回を重ねる。
アップ後、休憩をはさんでスタンディング練習(競技用の発走機からのスタート練習)。選手会新潟支部長の小川隆さんの指導を受けながら、参加メンバーがチャレンジ。「10月に入ってから何回かやっているんですよ」と本田美羽さんが言う通り、結構さまになっている。
その後、メンバーが3人ひと組(内田レナ・本田美羽・成田栞、白倉晶子・杉本真理子・田中千晶、宮本あみ・大橋郁美・渡辺まり)に分かれて、チームスプリント競技の実戦を意識した訓練が始まる。
発走機からのスタート→3人で隊列を組んでの半周スプリントって感じの練習なんだが、まだ始めたばかりの練習。なかなかうまくいかない。
「ウッチー、速過ぎ…」。
内田さんのスタートダッシュに離れてしまった本田さんの悲鳴が響く。
先頭者と、2、3番目の選手との間が大きくあいてしまうケースが多く、こちらは方はまだまだ。もう少し練習が必要なようだ。
そして、本日の練習のハイライト、チームスプリント本ちゃん(弥彦競輪場3周)。宮本、杉本、内田さんがチームを組んでのガチンコトライアル。宮本さんが長塚選手ばりにスタートダッシュを決めると、杉本さん、内田さんは3、4車身ほど離れて追走。1周回を終えて、宮本さんが先頭から退避すると、バンク内には強風が…。
罰ゲームのような状況の中、杉本さんがフラフラ寸前まで内田さんを引っ張って退避。大トリ内田さんがラスト1周を、20秒ちょい―20秒後半のラップで仕上げてゴールイン。
本当、お疲れ、お疲れ様のトライアル。終了後、バンクにへたり込む3人の姿が競技のハードさを物語っていた。
そして、まだやる練習、最後は400mタイムトライアル。電動自転車の誘導(1周半)を受けたあとに、400mを独走する形式で行われた。風は止まず、厳しい条件の中、渡辺さんが34秒46の一番時計をマーク。成田さんが34秒57で2番目で、ちょっと前までフラフラ状態だった杉本さんが35秒14で続いた。
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「練習のあとは脚がパンパンで、まともに歩けない」。
練習前に宮本さんが話していたが、本当にその言葉通りのハードな練習。ただ、ただびっくりした、秋の1日だった。
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